今月のトリフォニーシリーズは2013年8月限りで任期満了となる音楽監督クリスチャン・アルミンクが登場。故郷ウィーンゆかりの二人のフランツ・Sの交響曲を振った。まず前半はシューベルト/交響曲第3番ニ長調。作曲者十代の佳品が頗るチャーミングな名演で楽しめた。
後半はブルックナーの弟子フランツ・シュミットの交響曲第2番変ホ長調(1913)が、2年前のオラトリオ「七つの封印を有する書」に続き採り上げられた。3楽章構成の大曲であるがシューベルトの3番とは対照的にまるでウワバミのように無駄に長く無駄に豊穣な印象。部分部分は確かに素晴しいのだが交響曲の作曲に当たってもジョブズ的シンプルさが必要なのだと痛感。フィナーレ直前に靴音高く退場した人がいたがフルネの引退公演を思い出した。ことによるとブルックナー「第8」初演時のハンスリックの行動を気取ったのかもしれないが許されることではあるまい。(12月3日、すみだトリフォニーホール)
ω□-□ω
( 皿 )<許さん!といえよう