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第16回相曽賢一朗ヴァイオリン・リサイタル2012

  1. 2012/11/30(金) 01:37:21|
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英国在住の実力派ヴァイオリニスト相曽賢一朗の年一回の恒例帰国リサイタルも第16回を迎えた。今回はイギリスの若手サム・ヘイウッドのピアノにより、二つのヴァイオリン・ソナタでサン=サーンスの小品をサンドイッチするというユニークなプログラムが組まれ、前半はまずベートーヴェンの第7番ハ短調。相変わらず相曽のヴァイオリンは瑞々しい美音が最高だったが、ベートーヴェンのハ短調に相応しい構築性、貫禄も充分で、技巧的にも非の打ち所がない。ヘイウッドは何と譜めくり用無線ペダルとiPadを使用。そのせいか自在感が増したようにも感じられ相曽との息もピタリで、両者相譲らぬ白熱の名演となった。次はサン=サーンス(イザイ編)ワルツ・カプリースで、休憩を挟んで、後半はまず「白鳥」。さらに相曽のトークがあり、最後はR・シュトラウスの変ホ長調だったが、これまたピアニスト共々、豊かな表現力と洒落たセンスの光った名演。(11月29日、津田ホール)

城代さや香デビューCD発売記念ヴァイオリンリサイタル「祈り」

  1. 2012/11/29(木) 00:34:23|
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城代さや香がデビューCDの発売を記念しリサイタルを開いた。松川文子のピアノにより、前半はCD所収の2曲。まずヴィターリ/シャコンヌが演奏されたが、のっけからテンションの高さは尋常ではなく、滴るような美音でしみじみと歌い抜く。最後の盛り上がりも実にドラマティックだった。次のブラームス/ソナタ第1番ト長調「雨の歌」も城代得意の演目だけに上品で落ち着き払った出だしから瑞々しい情感に溢れた名演が展開されたが、決め所での凄まじい気迫と熱気が素晴しい。
 後半は城代のトークを交えながら肩の凝らない小品集で、まずはチャイコフスキー「なつかしい土地の思い出」から『メロディー』。そしてCD収録のサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」とビーチ「祈り」で、後者は特に大震災の津波で流木となった松から製作された楽器が使われた。さらにシマノフスキ「アレトゥーザの泉」に最後はヴィエニアフスキ/主題と変奏。(11月28日、大田区アプリコ小ホール)

平井秀明作曲・台本/オペラ「かぐや姫」(全2幕)

  1. 2012/11/28(水) 00:39:52|
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チェコヴィルトゥオージ室内管弦楽団首席客演指揮者平井秀明がこの3ヶ月前ザルツブルクでも上演された自作のオペラ「かぐや姫」を振った(演出:浜畑賢吉。東京交響楽団、かぐや姫合唱団他)。東京では久しぶりのオケ伴フルバージョンでの上演だけに序曲から実に優雅で流麗に響き、竹取の翁のアリアや里の子供たちの素朴な合唱が実にチャーミング。このオペラは成長するオペラというか順次改訂され練りに練られた結果、説得力と魅力を一段と増し普遍性を獲得。登場人物が一人歩きを始めた。このオペラで創作されたかぐや姫の恋のライバル里の娘(九嶋香奈枝)が舞台を縦横無尽に動き回り、狂言回し役の公家(加茂下稔)の「ホッ」という特徴的な仕草が聴衆を沸かせ、或いは水戸黄門の一条三位のような存在感を持つナイスな脇役が主役を食ってしまうような場面も。求婚者への課題である宝物の鑑定の際の子供達の「偽物だぁ」という声も印象的。(11月27日、昭和女子大学人見記念講堂)

オペラ劇場あらかわバイロイト第4回ワーグナー音楽祭「ラインの黄金」

  1. 2012/11/24(土) 23:51:22|
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あらかわバイロイトのリングも遂に3作目。前回の「黄昏」に引き続き、今回は最初に還り序夜「ラインの黄金」が上演された。別配役による23日から25日までの4公演。オペラ監督田辺とおるがアルベリッヒを2公演務めたが、やはりこういう性格的な役は抜群に上手い。オケはTIAAフィルで音楽総監督クリスチャン・ハンマーが3回、佐々木修が1回指揮した。さらにアニメ「エヴァンゲリオン」で有名なあのガイナックスの山賀博之がオペラ界に進出し、演出と翻訳を務めるということで「あらかわの黄金」は事前に各方面から大きな注目が集まっていたのである。
 まず前奏曲からコンドルズのダンスがあり水の精を表現しているようにも思われたが、何と言っても舞台上方に設置された直径7メートルの「リング」がユニーク。普段は何の変哲もないただの白い布のスクリーンだが、ここに様々な映像が投射され、何と字幕までここに映し出された。ことにラインの乙女たちの場面では映し出される台詞が水中をアブクが浮かび上がっていくようにも見え、全てがここから生み出される一種のタイムトンネルのようなイメージ。ルーン文字が出て来るだけにニーベルハイムへの地底旅行はアルネ・サクヌッセンがネタであるベルヌのパロディーを期待したがそのようなことはなかったもののアルベリヒが隠れ頭巾で変身する大蛇やカエルは頭上の「リング」にアニメが投影された。山賀はこれが初のオペラ演出ということだったが、これほどキャラの立つ演出はなかった。ことにローゲは元々アニメ調のキャラクターのせいか存在感があり、唯一ヴォータンとアルベリッヒが直接対決を行うだけに直截的で暗さのまだ少ないラインの黄金に相応しいフレッシュで楽しい演出。ハンマーの薫陶よろしきを得たTIAAフィルの音が凄みと重厚さを増したこととも相まって、今までの公演とは段違いの出来だった。田辺をはじめ歌手陣も大健闘。佐々木の回もハンマーにおさおさ引けを取らぬ要所要所を締めた的確な指揮ぶりが光った。終演後ただの白い布に戻ったリングを見ると夢から覚めたようにも感じられた。(11月23&24日、サンパール荒川)

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